2021年ごろ書いたやつまとめ。
ファンタジー・人外
巨人族の花嫁/ITKZ (BLスクリーモ)
巨人と人間による対格差ラブストーリー。巨人が支配する国・ユステイル。「自国の民と結ばれると災いが起きる」という神託を下された王子カイウスが、だったら異世界から花嫁を召喚すればいいじゃないか、という大胆な発想の転換で男子高生の晃一を召喚したところから物語は始まる。
年々彩々/秀良子 (onBLUE comics)
落語からインスピレーションを受けた短編2本+お父さんが二人いる家庭のお話1本が収録されている。秀良子先生の繊細な絵と絶妙な間、そこから生まれる空気感とファンタジーの相性が最高すぎた。ネタ元となっている落語は「貧乏神」「寿限無」、命のロウソクがあるということは死神の設定も落語からきているのだろうか。
オメガバース
Ωの俺がβと初恋を叶える方法/高山はるな(BL宣言)
βと聞くと光速で指が「購入する」に動いてしまうパブロフの犬こと私。
α家系極道の中でΩとして生まれてしまった浩一は、付き人である弘(β)に好意を寄せていた。両想いとなり結ばれた二人だったが、有能なαとの跡取りを望んでいる親は番となる相手との縁談を進めはじめる。
αがαを抱く方法/ときしば(デイジーコミックス)
攻め顔でスパダリの攻めと攻め顔でスパダリの受けが耳まで真っ赤にして抱き合う、つまり戦闘力53万の漫画。私はうかつにも職場で読んで、萌えをこらえた「ぐう」という変な声が出てしまった。黒髪を泣かせるプロ・ときしば先生の攻×攻、公共の場で読むには威力が高すぎた。
αのみを集めたタチ専門高級出張ホストクラブNo.1の流華とNo.2のレオは、出張先のホテルでセックスを要求される。ただしαのタチ同志で。当然、俺がタチだと攻防が始まるのはお約束。
少年の境界/akabeko (ビーボーイオメガバースコミックス)
オメガバース不変の真理「運命」と、世界が抱える不条理に真正面から向き合った名作。誰もが1回は読むべきオメガバの教科書といっても過言ではない。
最強ヤンキーがオメガなわけない!/御茶漬わさび (B.Pilz)
オメガバースのヤンキーラブコメ。ちょっと強引で男前な青田(α)、おかんのような優しさで猿島を守る幼馴染の竹虎(β)、二人に好意を寄せられている猿島(Ω)という、猿島を頂点とした二等辺三角関係でいちゃいちゃ3Pしてた。
運命の番がお前だなんて/春田】 (ディアプラス・コミックス)
Ωの社会的地位が守られた世界、平和な世の中では婚活ならぬ運命の番を探す「運活」がブームとなっていた。そんな運活中の獅子倉(Ω)の会社に、学生時代にいざこざがあった虎谷(α)が入社してくる。当然、二人は顔を突き合わせばわーわーと言い合いばかり。この二人をくっつけるには運命(作者さま)の剛腕に頼るしかない、というわけだ。