pu-log’s diary

たくさんの物語と出会うことを今年の目標とする。

20230509~の出来事

5/9(火)今日はアイスの日

SUM41が解散を発表
ちょうど洋楽にはまりはじめた時期にお世話になったバンドの解散報道があった。27年間活動だって、そりゃ私も年取るわけだ。

初めて知ったのは洋楽ヒットチャートを紹介するTV番組「billboard TOP40」で、「Fat Lip」のプロモがよく流れていた気がする。でもハマったのはその曲ではなく、アルバム「CHUCK」だ。哀愁のあるメロディラインと疾走するギターが、いろいろこじらせていた乙女をびしょ濡れにしたのだ。最初から最後まで捨て曲なしのこのアルバムを、朝から晩までめちゃくちゃ聴き倒した。

ギターのデイヴが抜けたあとのアルバムを聞いて離れたんだけど・・・いま報道写真を見たら、いるじゃないの。復帰していたのね、おばちゃん聴くわ。

「CHUCK」は今でもときどき聴いている。さすがに当時のようなワクワク感はわいてこなくて、年齢を重ねた耳にはちょっと軽いというか、中高生が好きそうというか、若いなあて思う笑 今若者と呼ばれる世代にいて、この報道で初めて彼らを知った人はすごく残念がるんじゃないかな。

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5/10(水)今日はコットンの日

西村賢太「夜更けの川に落葉は流れて」読書開始
療養期間は本を読む気にもなれなくてyoutubeでひたすら動画を見ていた。あらためて振り返っても何を見ていたのかまったく覚えていない、つまり費やした時間のわりに何も残っていない。そういう娯楽的な見方しかしていないというのもあるが、どんなに良い内容でもオンライン研修のように、見ながらメモをとるくらいでないと身につかないし記憶にも残らない。もちろん周りには動画から学びを得ている人も多くいるから、私が文字でしか入力できない昔人間と言えば、それもそうなのだが。
夜更けの川に落葉は流れて
だからといって今さら学ぶために本を読むことはない。この本もどうしようもない男の、どうしようもない日常が描かれているだけの娯楽本だ。主人公の寛太は人並み以上にプライドが高いくせに自分に甘く、同じ失敗を繰り返しては途方に暮れる毎日を過ごしている。もちろん読んでいて気持ちのいい男では絶対ない。でも読み終わった後、心にほのかな揺らぎが起こるんだよね。日本人なら必ず刺さるであろう言葉にできない侘しさが伝わってくるの。こんな文章を書くのだから、TVで見る気のいいおじさんは仮の姿で、西村賢太の本質はやはり陰湿で粘着で鬱々とした寛太なのだと思う。

そう考えていたら芥川賞受賞後、10年以上前に因縁のあったとある店にお礼参りに行った話が収録されていた。なんちゅう執念深さだ笑
 

5/11(木)今日はご当地キャラの日

◇物忘れがついにここまできたか
朝、歯を磨くのを忘れた。言葉がすぐ出てこないのは自覚していたが、日常のルーティンが飛んでしまうとは、重症だ。忘れたことを覚えているから認知症ではないにしろ、さすがに落ち込んだ。

電子書籍の販売終了
電子書籍を読み直そうとすると、販売終了となっていることがたまにある。ツイでフォローしている作家さんであれば事前に確認できる場合もあるが、たいていがだまって提供が終わっている。電子書籍で購入しているのは読む権利だけとはいえ、お金を払っている以上、納得いかなくね? ライブラリに残っているならまだいい、そこからも削除されてしまう作品があるのだ。

今日、amazonの所持書籍を整理していたら、たまたまそのような本を見つけて血の気が引いた。里つばめ先生の「FILES」。ライブラリからも削除する徹底したパターンだ。シーモアで確認したら「2022年8月31日23時59分提供を終了いたしました」の通知だった。こういうのがあると、やっぱり雑誌を買うべきなのかと心が揺らいでしまう。
 

5/12(金)今日は看護の日

◇家計の黄金比
節約についてあれこれ見ていたら、家計の黄金比なる項目を見つけた。お金が貯まる比率は世界共通で50(生活):30(自由):20(貯蓄)なのだそうだ。
食費18%
住居費28%
水道光熱費6%
通信費6%
保険料4%
娯楽費4%
被服費3%
交際費5%
日用品3%
その他6%
貯蓄17%

これは一例で、車を持っていたり通院していたりすれば当然比率も変えなければならない。自分に当てはめて見比べたところ、だいたいの項目は比率内におさまっていた。だがしかし、車検やら保険やらを支払うための車に関する積立とか、家電関係の出費に備える積立(急に壊れると困る)とか、親を旅行に招待するための積立とか、医療費とか、積立積立で貯金する余裕などないのだが。理想と現実のすり合わせは難しい。
 

5/13(土)今日は愛犬の日

◇愛カメ
動物と暮らした日々は、間違いなく私の人格に豊かな影響を与えてくれた。

甲長20~25cmくらい。あのチビガメがここまで大きくなるとはね。18年間くらいか、よく生きたよ。

大きさは野生のメスと比べると若干、小さいと思われる。環境に合わせて大きさを調整するとどこかで見たが、ホームセンターで一番大きなオケを使用しても、自然に比べれば狭いのは当たり前だ。感情があるのかないのかわからない爬虫類でもエサを与える人間の顔くらいは覚えられるようで、私以外の家族が近寄ると暴れていたそうだ。基本放置で慣れ合いなどない間柄だったが、重なる年月が信頼をもたらしたのか。まあレプトミンと割りばしを持った私が近寄っても暴れていたが。

病気になると通常の動物病院では診察できないこともあり、日光浴させて毎日水を換えて、病気には気を付けていた。しかし、毎年卵が詰まってしまうのだけは何をしても解決できなかった。最終的に、詰まった卵の除去手術を行った結果、そのまま目を覚ますことなくあの世にいってしまった。年も年だったし、絶食で衰弱していたところに麻酔がよくなかったのだろう。

世話は私一人が全部していたし、家族は基本関心が薄かった。だけど、術後カメがICUにうつったあと、なぜか母が一人で見舞いに行った。そこまで愛情はなかったはずなのに、とよくよく聞いてみれば、たくさんの機器につながれたカメの姿を写真におさめるため足を運んだだけの話であった。常々、愛犬の亡くなった姿を動画にする人の気が知れないと思っていたが、同じ人種が身内にいたのである。

友達に見せるんだ、と楽しそうに言った彼女にブチ切れた。なぜ私が怒っているのか不思議だったのだろう、あげく逆切れして出てきた言葉が、私も入院費を負担するのだから(写真を撮る)権利がある、だった。瀕死の生き物を井戸端のネタにすることをどう考えているのか、所詮ペットは彼女の中で器物破損の対象でしかないのか、どうしてそういう行為ができるのかはわからなかったが、根本的に未熟な人間であることは理解した。もともと費用負担は入院が決まったときに彼女から申し出てきたことだったし、その場で断り、一人で弔った。

思えば、彼女がかわいがっていた愛犬が虹の橋を渡り、横たわっている姿も泣きながら写真に残していた。誰だか芸能人の嫁さんが棺に向かって写真を撮ったと非難されていたが、やっていることはそれと同じである。

まあ老い先が見えている人にあれこれ諭しても受け入れがたいだろうし、これから先ペットを飼うこともないだろうし、特に何か言うこともない。思いを(大分省略したが)書き出したことで、幾分かすっきりもした。このことはこのままここに眠らせて、もっと記憶が風化したとき読み返してみたい。