自炊後の書籍をiphoneで読むために絶対おすすめしたいアプリ「bREADER」。
こちらが優秀と言われる理由は、画像として取り込まれている自炊小説に「brc」という文字位置を検出する処理を行うことにより、ピンチ操作で文字の大きさを自由に調節できるようになる点です。
細かく、何段階でも調節可能。
夏目漱石の「こころ」
2段組小説の文字送りも、もちろん問題ありません。
花村萬月氏の「たびを」
↓
bREADERは有料ですが、スマホの小さい画面でも小説を快適に読むことができるので、iphoneの方はぜひぜひ使ってみてください。作業も超がつくほど簡単です。
準備
bREADERをダウンロード
APPストアからどうぞ。¥490。
※「bREADER Cloud」と間違えないよう気を付けてください。
brc用ツールのダウンロード
チラシの裏(bReader製作者様ページ)
https://vtns.wordpress.com/brc-1/
「バイナリファイルの置き場」リンク先からダウンロード後、展開してください。
補正済みファイルを用意する
画像補正については下記記事を参照ください。
brc処理をすると文字のみ検出されるので、余白部分は気にしなくて大丈夫です。
また、brcはjpg画像かpng画像のみ対応なので、PDFにはしないでください。
【自炊・加工】画像補正をして読みやすくする。
https://no-r2.hateblo.jp/entry/2020/04/18/000000
使い方
※使用OS:win10
補正した画像をzipでまとめ、展開したフォルダ内にある「brc」にドラッグ&ドロップで重ねる。
これだけ!
[ ]
自動で処理が進んでいきます。
zipの中に、下記のファイルができていたら成功。
まれに、brc処理が特定のファイルで止まるときがあるのですが、原因は不明。
私の場合、原因のファイルを少しいじって上書き保存後、再度実行するとうまくいきました。
iTunesでzipをスマホに入れる
スマホとPCをUSB接続し、ファイル共有からbREADERに先ほどのzipをドラッグ&ドロップして完了。
bREADERは他に、10,000点以上ある青空文庫の作品を読むことができます。
※本棚上の「ダウンロード」をクリックすると一覧が表示される。
bREADERはとても優秀なアプリですが、唯一不安なことは、いつ修正が行われなくなるか、ということでしょうか。OSバージョンアップの際の対応が遅いですし、制作者様も「何年も前に開発終了したもの」とおっしゃっています。後発でbREADER Cloudがありますがオフラインで使えるものではないですし、代替にはならないんですよね。