8/1(木)
6:00起床。帰宅時間の道路がいつも以上に混雑していて、渋滞を抜けるまでにえらく時間がかかった。明日に控える県内最大の花火大会に参加する面々が観光に訪れているのだろうか、いやそれにしても多いな。寄り道して薬局で買い物。夕方でもたまに残っている88円のおにぎりが、今日は完売。大して買い物していないのに支払いは1500円也。
8/2(金)
6:00起床。今日は市外で花火大会。そんなお祭りムードをよそにメットをかぶって8時から働いている人たちを見て勝手に仲間意識を覚える。
8/11(日)
6:45起床。龍が如く第7章まで進める。
8/12(月)
7:00起床。お盆休み3日目。昨日、ご近所さんからいただいたトウモロコシを茹でる。水から入れて、沸騰したら4分で出来上がり。塩小さじ3では足りなかった。ebookで海の日40%オフクーポン配布。龍が如く第11章まで進める。
8/13(火)
7:00起床。目が覚めて、水を飲んで、キャベツの千切りを始める。包丁のリズムに合わせて脳内にピーパッパッパラッパ、パッパッパラッポ、とBGMが流れ始める。まさかのスキャットマン・ジョンかよ。懐かしさに一人笑みがこぼれる。これは聞き心地がいいという点で抜きんでた曲だったが、同じ状況でも違う世代ではマッシュルのBling-Bang-Bang-Bornが流れるシチュエーションだろう。だが後者が20年後も口ずさまれるほど広く浸透したかと問われれば、していないだろうな、と思う。情報が奔流する今の時代、流行歌は数多く生み出されこそすれ、留まることなく次々流されていく。歌謡曲すら消耗品となってしまった現実をスキャットマン・ジョンから感じることになろうとは、スキャットを練習していた当時の私は想像すらしていなかった、当たり前だけど。
8/13(水)~8/18(日)
お盆休み。龍が如く7の世界に行き、現実に戻ってきたのは8/17。クリアを引っ張り続けてしまうほどいい物語だった。すぐ彼らに会いたくなってしまうが、まだ8は高すぎて手が出せない。
週半ば、県外から来た人へのお土産を購入しに駅へと向かう。開店と同時に入ったにもかかわらず、すでに行列のできている店があった。つられてそこで購入してしまったが、あとから調べたらネットはもちろん、店頭でも早々に売り切れることの多い人気商品だったようなので、ネタとしてもはずしていないだろう。
最終日は怪談朗読を聞きながらスマホゲームをしたり眠気にあらがうことなく昼寝をしたり、思いきりだらけて過ごす。
8/19(月)
6:20起床。今日から通常生活。1日忙しく、あっという間に過ぎたのはありがたい。帰りは駅で用事を足してから帰宅。20分ほど早歩きしたただけなのに足のスネが筋肉痛。
8/20(火)
6:20起床。ebookでBL男爵小冊子目当てにマンガ2冊購入。好きな作家さんの本を選んだわけだが、内容としてはどちらもイマイチ。過渡期を過ぎたからか、最近BLから栄養を取るのが難しくなってきている。
8/21(水)
6:00起床。起てすぐブラウスのアイロンがけ。
7月から発生していた胸元の湿疹が、ようやく収まってきた。1か月経過し、肌のターンオーバーが完了したのだろう。医者からもらった塗り薬は効いていたんだかいないんだか、よくわからない。塗ったところで湿疹は収まらなかったが、増えることもなかった。
8/23(金)
6:20起床。
「『生存者』と呼ばれる子どもたち 児童虐待を生き抜いて」読了。
少ないページ数であっという間に読めた。被虐待児の安全な生活を保障するとともに心のケアを行っていく情緒障害児短期治療施設。その存在が広く知られていないのも無理のない話で、毎日のように虐待の報道がなされているにもかかわらず、設置している自治体はあまりに少ない。将来を支える担い手の健全な育成を考えれば最も力を入れるべきところであるが、昨今の国の施策を見ると「子育て支援」ばかりが重視され「子ども支援」は二の次である印象。反省が残る件も含め、著者が勤務されている施設の事例がいくつか紹介されており、いずれにしろ根気強く子どもたちに寄り添い続ける職員の方々には頭の下がる思いがした。
8/24(土)
5:30起床。いつもの週末どおり起き掛けに掃除をはじめ、8時に終了。先日アマゾンで購入した眼鏡のずり落ち防止用耳当てを受け取る。メール便で十分な990円の品物をわざわざ宅配便で送ってこられて、何だか恐縮。セッティング自体は簡単だったが、めがねをかけるときに一工夫が必要になるのは面倒くさい。長時間使用していると耳の後ろも痛くなってきて、鼻あてを工夫するのとどちらがいいのかは個人差がありそう。
実家に食料を調達しにいったら大量の車麩をもらった。何の気なしに原材料を確認したら、一番に小麦と書いてあった。それならパンのかわりにできるのでは、とレシピ検索するとどんぴしゃであるではないか。これは盲点だった。
「ルビンの壺が割れた」読了。
最後の1行で、ざっと血の気が引いた。著者のイメージ操作にまんまと誘導され、会心の一撃をまともに受けてしまう私はいい読者だなあ笑 二人の間にあった出来事には特に驚きもせず、男性は初めから気持ち悪かったし、そんな男に平然と返事をする女性がそれなりの肝っ玉の持ち主であることもわかっていた。本作のすばらしい点はやはり、書簡スタイルの文体にしたことにあると思う。上品な言葉でやり取りを続ける中、二人はどのような感情を抱きながらメールを打っていたのだろうか。想像を巡らせるほど背筋が寒くなる。
8/25(日)
6:00起床。水を1杯飲んで今週の作り置き作成。先週使わなかったゴーヤとツナのサラダと、先週使わなかったジャガイモでヤンニョム風ポテト。鶏ハムは解凍が間に合わず、取り急ぎ塩こうじにつけて夕方調理。午前中は怪談の朗読を聞きながらゴロゴロ、午後はキンドルアンリミで本の物色。今週も何もせず休みが終わってしまった。
8/26(月)
6:30起床。昨日の夜仕込んでおいたオートミールの量が多すぎて食べ残してしまった。朝から35gはやはりきつかった。
楽天で玄米を買おうとしたら、売り切れ。都会では本当に米騒動が起きているのか? 親に電話し、9月中旬に届く新米から分けてもらう段取りをつける。
「名探偵のはらわた」読了。
近代日本でセンセーショナルな事件を起こした犯人たちが現代に転生し暴れ始める、というライト文芸ぽい設定で娯楽色が強く読みやすかったものの、いまいちはまらず。一癖も二癖もありそうな犯人たちの人となりや、癖しかない探偵の掘り下げがあまりなされなかったからかも。ミステリは本格的で、過去の事件を下敷きにした仮説に次ぐ仮説には説得力もあり、展開のスピード感と相まって読みだれる場面はない。特に最終話、畳みかけるように披露される津ヶ山事件の新解釈には圧倒された。
8/27(火)
6:10起床。帰宅途中、ウィンカーを一度も出さない車に遭遇する。この人に免許を与えた人は責任を取ってほしい。
ドラッグストアで買い物をしていたら、「米がない」と大声で騒いでいる老人がいた。メディアが米、米と騒ぐせいで、こんな田舎でも買い占める人が出てしまったのだろう。あと2週間もすれば新米が並び始めるのにね。パンがないならお菓子を食べればよい、ではないが、米を1日1食とすれば2週間程度ならパックご飯でしのげそうなものだ。老人よ、さとうのご飯を食え。
先日アマゾンで購入した眼鏡ずり落ち防止の耳当てを使い続けていたら、目元と眼鏡の位置が近くなり蒸れたのか、目の下の肌がザラザラとしてきた。耳の痛みも限界に近く、すでに片方は外している。自分には合わないと判断し、使用を止める。
ebookのクーポン35%オフを使用する。50%、40%と割引率が下がってきて、ついに35%。外資に買収された話を聞いたが、企業沿革に記載はない。購入したのはほぼBL。新規作家の作品を中心に選んだが、やはり物語づくりという点で質の低下を感じる。BL同人や既出のBL作品からしか学んでいない人が多いのだろう。漫画を描くにあたって何から学べばよいか、という問いに小説や映画をあげる編集者が多いが、BL界隈の編集さんはそうではないのだろうか。
8/28(水)
6:10起床。
「土漠の花」読了。
ソマリアで氏族間の争いに巻き込まれた自衛隊員たちの脱出劇。人の命を奪う行為に対する隊員たちの葛藤や苦悩、命がけの場面における詰めの甘さには日本の自衛隊員だからこその説得力があり、物語は現実味をもって伝わってくる。隊員全員が他の隊員を生かすために命を賭して闘うという男たちのドラマにちょいちょいウルっていたわけだが、エピローグでタイトルの意味を理解したとき、盛大にダムは決壊した。著者が込めた切実な願いに、今年流す分の涙をすべて使ってしまうほど胸を打たれた。どんな紛争地域であれ、子どもたちは未来への希望なのだ。月村了衛の他の作品も読もうと決めた。
8/29(木)
6:20起床。駐車場に2,3日前からあったセミの死体をわきに移動する。見つけた当初から大量のアリンコが群がり、頑張って解体作業をしているのはわかっていたが、いかんせん場所が悪い。タイヤの通り道のキワにあるのだ。隣の住民が週末以外出張であることがわかっていたため、今日まではそちら側に車を寄せることで共存が可能だった。だが明日帰ってくる以上、タイヤで踏みつけ破壊するよりは移動したほうがいいと考えた。
初日には恐ろしいほど群がっていたアリンコも、今は数が少なくなっている。重要な栄養はすでに取りきり、ブームが去ったとみていいだろう。セミのまわりには砂の土手がうっすらできていて、アリンコたちがエサを独占しようとした形跡がうかがえる。転がしながらセミを移動し始めると、少しいたアリンコたちはいきなりの外敵にあわてた様子だった。申し訳ないが、これがお互いにとってよりよい選択なのだよ。セミは完全に干からびていて、衝撃で崩れないのが不思議なほどカサカサとしていた。
先にあった場所から50cmほど離れた場所に移動し、安置する。コンクリートの隙間にある巣穴と思しき入り口からも距離は遠くない。障害物が増えてしまったところは気になったが、ここ意外だと風に飛ばされる心配も出てくる。出勤時刻も迫る中、これ以上ベストな場所はないとふんぎりをつけ、仕事に向かう。
帰宅時ポツポツと雨が降ってきたものの、傘が必要なほどではなくほっとする。駐車場に車を止め、セミの状態を確認。濡れていてはっきりとはわからなかったが、朝見たときより黒っぽい。まわりにはちらほらアリンコがいて、うっすら砂もかけられているようだ。場所を移動してもアリンコたちが柔軟に対応してくれたことに自然のたくましさを覚え、感心する。
8/30(金)
6:30起床。夢の中でパリオリンピック(らしきもの)を観戦していた。満席のスタジアムの中、何かしらの競技が行われていた。途中、写真を1枚も撮影していないことに気づく。あわてて場所を移動し撮影しようと思った矢先、協議が一時中断された。選手含め、まわりが一斉にイスラム式の礼拝を始める。あわてて私もそれにならい、ひざまずこうとして足元を見れば、大量の吸い殻の山、山、山。このままではできんとティッシュを取り出し掃除をしているうちに、礼拝は終わってしまった。それでも掃除が終わらず熱中していたら、うしろから何語かで話しかけられる。振り向く前に片手が私のほほにかけられ、首を回している最中、不意にキスされた。相手はヒジャムをまとった褐色の美人。驚いていると、相手も驚いていた。人違いだったようだ。気にしないでとやり取りしながら、うっすらと自分ののどがグルグルと音を立てていることに気づく。はっと目が覚めた。暑さによる寝苦しさのせいか、年を重ねたせいか、浅い眠りが続いていたこのごろにしては、目覚ましを無視するほどの熟睡ができていたようだ。
出勤前、昨日移動したセミがどうなっているのか確認したら、砂を山と盛られて埋もれてしまっていた。身体部分は砂の下であったが、羽の一部ははみ出している。タイヤの横にあったときは周りを砂で囲む程度だったのに、昨日の夕方はうっすら砂がかけられている程度だったのに、そういう習性とはいえ何という健気さだろうか。アリンコたちは私にご馳走を取られまいと一晩がかりで砂を運び、セミを隠したのだ。その姿を想像し、目頭が熱くなった。
明日の朝は麩でフレンチトーストを作ると決めていた。油麩でなければお湯で戻す必要はない。夜のうちにフリーザーバッグに卵液を作り、液を染み込ませておく。明日の朝が楽しみだ。
8/31(土)
6:30起床。昨日漬けておいたフレンチトーストを食べた。牛乳だと浸透率がよくないのか、内側が固い。やはり最初に水で戻してから卵液に漬けるべきだった。食べられないことはないし味は美味しかった。完食。
「どこの家にも怖いものはいる」読了。
安全地帯であるはずの家の中が最も恐ろしいという、おうち大好き人間にとっては鬼門の一冊。だからこそ、このホラー推せる。ジャンルはオカルトミステリになるのかな、著者自身が登場人物となり、場所も時代もまったく異なっているにも関わらず不思議な類似点のある怪異譚の謎を紐解いていく。連作短編の趣もある怖い話とタイミングよく挟まれる幕間のバランスがよく考えられていて、緩急のつけ方が心地よい。飽きを感じることなく一気に読み終えた。フィクションと思わせない雰囲気作りも巧みで、特に一人暮らしの学生が体験した話は同じ住環境にある私にとって、フェイクと頭ではわかっていても隣室を気にせずにはいられなかった。最後は伝奇ぽくなってくれたおかげで現実味が薄れ、怖さはマイルドになる。