pu-log’s diary

たくさんの物語と出会うことを今年の目標とする。

230320~の出来事

 

3/19(日)

◇1日ゲーム
久しぶりに始めた女神転生Ⅲ、時間を忘れる。遊び始めると熱中してしまってだめね、家のことを済ませてから立ち上げて正解だった。

3回目となるゼロからのスタート、勝手知ったる何とやらで行き詰ることなくすすめる。今の時代にあわせたDLCや選択制のスキル継承のおかげで、昔に比べると格段にやさしくなった。新しい発見もあった。序盤の難関アマラ経絡はアーシーズを連れていけば会話で敵の数を減らすことができる。なぜ昔気づかなかった。

テレビゲームは子供のころから好きだった。最初に遊んだのはMSX。クラスではやりはじめたファミコンを親にねだったら話が祖父母に伝達され、テレビゲームという大きな括りで理解した彼らが購入してきたのだ。ソフトは「王家の谷」「キャッスルエクセレント」「グーニーズ」の3本。今でも記憶に残っている名作ばかりだが、黎明期のゲームである、鬼畜の難易度でどれ一つとしてクリアはできなかった。

その後、親に頼みこんで改めてファミコンを買ってもらい、有野課長が遊んでいるようなゲームを遊び込んでいった。スーファミ、GB、プレステと共に成長するうち、ゲームは人生において大切なものの一つになっていた。伝説のオウガバトルで空中部隊を量産し、ウィザードリイで方眼用紙にマップを書き、ドラクエ5の発売日には学校を休んだ。ちなみに、情に流されやすい私はビアンカ一択である。

一時期はネットゲームにもはまっていた。今考えると異常な生活で、休日は朝起きてから夜中まで、ご飯を食べている間も画面の前にいた。イベントには必ず参加して、限定アイテムを入手することにすべての時間を注いでいた。ゲームの中に生きて、ゲーム世界にいる友人たちと一緒に過ごすのが楽しくて仕方なかった。

ふと、唐突に潮時を感じて去ることにしたけれど、今でもそのゲームの音楽を聴くと、何とも言えない懐かしさがこみあげてくる。学生時代、仲間と何かを成し遂げる経験をしていない私にとって、間違いなく青春と言える時間だった。

自分ではない何者かになることができるオンラインゲーム。あの幻想的で自由な世界に再び足を踏み入れることは、おそらくないだろう。価値観の変化と言えばそうだし、状況が変わって致し方なくとも言える。コミュニケーションをとりながらのゲームは楽しすぎて中毒性が高い。沼に落ちることがわかっているのなら、近寄らないのが一番だ。
 

3/20(月)

◇タイヤの寿命
季節外のタイヤを保管してもらっている業者から電話がきた。先日唐突に郵送されてきた、7年目となる夏タイヤ買い替えの見積もりについてのおうかがいだった。溝はまだあっても経年でゴムが固くなると雨の日は危険だし、入れ替えを検討してほしいとのことだった。新車で購入して、現在走行距離1万。出不精がこういうところでわかってしまうのは少し恥ずかしいが、今年も遠出をする予定はない。お金がないことを告げて、見送りにした。大腸ポリープ切除の費用がわからない以上、どうしたって優先順位は下がってしまう。

◇父親の定年
いよいよ腹をくくって退くことにしたらしい。会社の人もケガをする前に引退してくれて、ほっとしていることだろう。先日、ネット上の友人と一歩踏み出す勇気と引き際の話をした。鬼平に憧れている私の父は結局、上司として長谷川平蔵になれなかったし、引き際で本田宗一郎にもなれなかった。

何かにつけて俺は〇年ずっと働いてきた、と言ってくるのにうんざりしていると、母はぼやく。典型的な昭和の人間だ、仕事でしか自分のアイデンティティを保てないのだろう。あなたが気持ちよく仕事に行けるよう、家を綺麗にしていたのは誰なのか言うてごらんなさい。
 

3/21(火)

◇今日は春分の日
週中の休みは本当にダラダラする日として、家のことは最低限だけ行うようにしている。料理でもっと手抜きができないかと楽天を見ていたら、水で戻すマッシュポテトが売られていた。海外を旅するyoutube動画内で、お弁当として持参した粉末マッシュポテトにお湯を入れて食べていたのを思い出す。私としてはねっちりしたマッシュポテトが好きなのだが、同じようにできるだろうか。大腸ポリープ切除にそなえて消化によい料理を探していたし、お給料が入ったら食べてみよう。

 

3/22(水)

◇東京では満開の桜
出張から帰ってきた人から、東京では桜が満開だと聞いた。こちらでは4月初旬ころ満開になる予報だ。花見自体に興味がない人間とはいえ、河川に沿って植えられた桜が一斉に花開いているピンクの景色には自然と目を奪われる。

実家に植えてあるパンジーたちも今年の豪雪を乗り越え、つつましく咲いていた。一昨年、私がツマグロヒョウモンの幼虫を拾ってきてから、パンジービオラは彼らの食べ物という認識がわが家には広がっている。見た目は毒々しいが触っても無害だし、最初は気持ち悪がっていた母も懸命に生きる彼らの姿に感動し、気が付けば眺めるようにまでなっていた。

数体はサナギから羽化し蝶になったが、サナギのまま動かなくなってしまった個体もいた。暑かったり寒かったり気温が安定しない日が続き、温度管理がやはり難しかった。冬前にサナギ化せず越冬した個体は、最終的に・・・非常に残念だが、農薬にあたって死んでしまった。春に新しく購入した花がよくなかった。よく洗ったのだが、葉の中にまで染み込んでいたのかもしれない。

飼育した理由は、もうすぐ雪が降る季節だというのに、食べつくされ茎しか残されていないスミレにしがみつく個体を見てしまったからだ。自然に手を加えるのは人間の傲慢として躊躇もしたのだが、死ぬことがわかって見過ごせず、ここに私がいるのも自然の一部と言い訳づけて連れ帰った。結局、苦しませてしまった。

実は昨年も初秋に彼らを見つけた。場所は同じ、屋根のない駐車場だ。サナギ化しても雨が降ったら蝶にはなれず、命が終わるだろう。壁を上り、少し歩いてくれれば屋根のある場所がある。先日読んだ「ank」のように、同じことを繰り返すうち彼らが進化してくれるよう願うことしかできない。
 

3/23(木)

◇便秘の原因は豆乳?
朝のパンケーキに使用する豆乳を牛乳に変えたら便秘が解消された。食物繊維のとりすぎで便秘になっていたのか、牛乳の乳糖が効いたのか、どちらかは不明。
 

3/24(金)

◇「サイメシスの迷宮 完璧な死体」読了
サイメシスの迷宮 完璧な死体 (講談社タイガ)
うーん、普通。私には刺激が足りなかった。全身をラップで巻かれ、繭状態になっていた両目のない死体、そう聞いて異常な殺害にいたる犯人の心理欲求や犯行の生々しい描写を期待したのだが、凄惨な場面はほぼ割愛されていた。特殊犯罪のメインディッシュを提供しないなら普通の殺人事件でよかったのでは。竜とそばかすの姫を見たえがちゃんが虐待の場面を描いていなかったことに憤慨していたけど、今その気持ちすごくわかる。そうなるとバディものとしての満足度になるのだが、こちらも主役二人に肩入れするほどの魅力を感じられず、物足りなさが残った。
 

3/25(土)

◇朝ウォーキング
朝、体重計に乗るたび、言葉にできない危機感が増していく。引っ越し前は毎日夜、歩きに出かけていたのだが、ここ最近は寒さと日々の生活に忙殺され、まったく取り組めていなかった。

毎日の楽しみが食べることしかない今、食事制限をしてしまったら発狂するかもしれない。そうなると運動するしかないのだが、スポーツジムに月会費8000円を使える余裕はない。できることは以前と同じく、走るか歩くかだ。

いきなり走ると挫折するかもしれないし、まずは歩きから始めることにする。歩くこと自体嫌いではないのだが、治安面で不安はある。今の居住地は中心街からはずれているせいか、人も車も通りが少ないのだ。

朝6時、とりあえずコースを決めて歩き始める。陽も出ていない曇り空のもと、さみしい道をひたすら歩く。早朝ということもあり、犬の散歩をしている親子以外、人っ子一人出会わなかった。以前の居住地であれば、すでにバスを待つ人がいることもあったのに。もっと車の往来が多い道に変えるべきか、コース取りの再検討が必要だな。不穏な物音に警戒しながらのウォーキングは精神衛生上よくないと思う。